でこぼこイレブン チームでいこうよ!(絵本)サッカーへの興味からチームスポーツの楽しさを学べる熱い物語


『でこぼこイレブン チームでいこうよ! 』
白崎裕人 著
講談社 出版
おすすめ年齢:3~5歳児

■あらすじ■
サッカーが大好きなイヌのチコは女の子。
町一番のサッカーチームのチャンピオンズに入れてもらおうとしましたが、
女の子だという理由で断られてしまいました。

悔しいチコはサッカーがしたいので自分でチームを作ることにしました。
いろいろな動物の友達を誘ったり、
暴れん坊の男の子を誘ったりして

ある日チームで練習しているとチャンピオンズが勝負を挑んできました。
果たしてチコ達のチームは試合に勝てるのでしょうか…


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■レビュー■
主人公のチコは女の子だけれどもサッカーが大好きなイヌです。
とてもサッカーが上手なのにチャンピオンズに入れなくて、
代わりに自分でサッカーチームを作ってしまう行動力はすごいです。

日常でも子ども同士でよくあるいざこざに「〇〇くんが遊んでくれない><」といったものがありますが、
この本のチコの様に「じゃあ先生と遊ぼう」「じゃあ遊んでくれる友達を探してみよう、クラスにはたくさんお友達がいるからね」
といった解決方法を導くことができます。
自分のしたいことややりたい場が無いのなら作ればいい、という発想のきっかけになると思います。

またチコは近所の暴れん坊のゴリラ、ゾウ、クマも誘います。
苦手な友達でも一緒に遊んでみたら仲良くなれるかもしれない、
といった思いが込められているように感じました。
チャンピオンズとの試合でもこの三人の活躍で相手のシュートを一本も入れられることがありませんでした。

試合にも勝ってしまいますし、チャンピオンズの選手からも認められ、
まさに王道の物語となっていて、読んだ後とても充実した気持ちになれます。

年少児、年中児にはサッカーといスポーツの導入としていいでしょう。
読んでみることで、ボールを蹴る競技であること、11人で1チームなこと、
キーパーというポジションがあること、ゴールという網にボールが入ると得点になること、
などが説明せずとも頭に入ります。

■読んだ子どもの姿■

チコのサッカーの上手さに驚きながらも、
最初の悪者っぽかった三人組がチャンピオンズの攻撃をおさえているのを見て、
「がんばれー!」と応援する姿が見えます。

チコ達チームが勝つとまるで自分達が勝ったかのように喜ぶ姿が見られ、
すぐに絵本の登場人物に感情移入してくれます。

年長児だと、「僕もドリブルであんな風に相手よけれるよ」「チコみたいにシュート強くなりたい」
などと早く外でサッカーをしたくなりますよ。

お話を読み終わると「チコはチャンピオンズに入れたのかな」
と本に書かれていないその後を想像したりもしています。


一人の女の子が一度チームに入れないという失望を味わったけれど、
自分でチームを作って実力を示し、自分を入れなかった強豪チームに勝ってしまうという、
一昔前の週刊少年ジャンプの様な超王道ストーリーなので、
子ども達に夢や希望を与えるという意味でとても清々しく読める絵本です。


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