キョウリュウがほしい(絵本)実際に恐竜を飼うとどうなるかを想像できる



ハーウィン・オラム 著
きたむらさとし 絵・訳
BL出版 出版
おすすめ年齢:3~5歳児

■あらすじ■
アレックスはキョウリュウを飼いたくてたまらない少年です。
友達はみんなイヌやかたつむりを飼っているので羨ましくて、
今日もおじいさんに「ぼく、キョウリュウがほしい」と言いました。

「そんなにほしいならキョウリュウを買ってあげよう」と言われ、
二人はキョウリュウデパートへ出かけました。
いろいろなキョウリュウを見て、
目が会ったマソスポンダラスの雌をかうことにして、
名前を「フレッド」とつけてあげて飼うことになりました。

しかし、キョウリュウが家にくるといろいろな問題があって…





■レビュー■
子ども達の大好きな恐竜という題材、
主人公のアレックスも同じ様にキョウリュウが大好きなんでしょう。
この本の中ではキョウリュウは犬や猫など他のペットの様に、
キョウリュウデパートにふつうに売られていて
簡単に買うことができます。
(実はこれはすべて本当の話ではないのですが)

恐竜を飼ってみたいという子どもの思いを具現化した内容になっており、
子ども達の空想が実物となって見えてとても良い題材だと思います。

しかしこの本はとても現実的で、
町で恐竜を飼っていると、家の中の物をかじられたり、
寝返りをうった時にタンスなどを倒したり、
お風呂場がジャングルみたいになったり、
トラックとぶつかったりと、
問題点だらけです(笑)

そのたびにアレックスは
「それがキョウリュウなんだから仕方ないじゃないか」
と言って済ませます。
そこも子どもらしくて面白いと感じました。

最後にすごいオチがありますが、
終わりがしっかりとしていて読んだ後にすっきりとするでしょう。

■読んだ子どもの姿■
キョウリュウデパートに行った場面では、
「この恐竜知ってるー」「あれは〇〇ザウルス!」などと
興味を持って読んでくれます。

フレッドの起こす問題もアレックスが「仕方ない」で済ますので、
笑いながら見てくれます。

年長児になると、最後のオチの時には
「やっぱり夢だと思った」と話の内容を理解した反応を見せてくれたりして
面白いですよ。

読んだ後に子ども達と「みんなは恐竜以外に何を飼いたい?」や「キョウリュウを飼ったらどんなことになる?」
と内容から空想を膨らますきっかけにしてみても楽しいと思います。


子どもの時にはたくさんの空想にふけっていても、
大人になったら嫌でも現実的なことばかり考えてしまうものなので、
この本を読んだことをきっかけに、
またいろいろな空想に耽ってみてはいかがでしょうか。
口に出さなければ空想は自由だと思いますので
大人の方も是非。



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